日の丸を背負うということ

kohnoken2007-12-04

北京オリンピックの野球アジア予選で日本チームが代表権を獲得した。それを決めた最後の台湾戦の後の、星野監督の感極まった涙、そして韓国戦・台湾戦における日本チーム各選手の異常ともいえる試合中の意気込み。これには驚いた、とともに拍手を送りたいと思った。昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でのイチローをはじめとするメンバーの、普段とは違う殺気ともいうべき集中力に勝るとも劣らない緊張した空気であった。
「日の丸を背負うことの重み」ということがよく言われる。スポーツの世界、特にチームプレーであるサッカーや野球ではそうだ。
しかし「日の丸を背負うことの重み」というのは、本来は日本政府が感じなければならないものである。日本政府は国として、日の丸の重みを感じて行動をしているのか・・・と批判の一つも言ってみたくなる。
いや、本来は、というのであれば、日本人ひとりひとりが感じなければならないことであるのだが。
日本の野球チームの本気になったときのパワーのすごさを、そしてこのパワーの源(みなもと)である「日の丸を背負うことの重み」を今回のオリンピック予選の野球の試合を通じて感じた。
ちなみに、この試合の応援団は阪神タイガースの応援団が公認として派遣されたとのことである。http://beijing2008.nikkansports.com/baseball/asia/p-bb-tp0-20071130-289462.html
この9月に、横浜スタジアムに、久しぶり阪神・横浜戦のプロ野球の試合を見に行ったが、ホームチームである横浜の応援を阪神応援団は圧倒していた。横浜市民としては悔しくはあるが、阪神応援団の「すごさ」は、今となっては日本国民としては頼もしくもあった、ということでもある。
(画像)胴上げされる星野監督:アサヒコムより