弦楽のためのアダージョ

kohnoken2007-10-06

秋の晴れた休日、コスモスの咲く田舎道をipodの音楽を聴きながら歩く。
こんな気持ちの良い日は、明るい曲が似合うのだが、クラシックオムニバスアルバムで流れてくるサミュエル・バーバーの弦楽のためのアダージョに聞き入ってしまう。バーバー本人の意図ではないけれど、葬送曲としてこの曲は良く使われる。
この曲を聴いていると、まわりのおだやかな自然の風景が視野からうすれてしまう。映画プラトーンであったり、ケネディの葬儀であったり、9・11の追悼であったり、そして過去の思い出などが頭の中に浮かんでしまうから。
これほど、イメージをかきたてさせる音楽はない。