竹内まりや「Denim(デニム)」

やっと長引いた暑い夏が終わり、秋がやってきた。季節の変わり目で体調をくずしやすいので気をつけたい。
秋の夜長は、物思いにふけるのがよい。
竹内まりやのアルバム「Denim」を聴く。
このアルバムについて次のように彼女は語る。

人生はまるでデニムのようだと、私は思う。
青春をおろしたての真新しいインディゴ・ブルーにたとえるとすると、
年を重ね人生が進むにつれて、
そのデニムの青は少しずつ風合いを増しながら
さまざまに変化していく。
ある時は糸がほつれ、穴が空いたりもする。
けれど、歴史とともに素敵に色褪せたその青には、
若き日のあのインディゴにはなかった深い味わいが生まれているはずだ。
私のデニムも、愛したり、笑ったり、悩んだり、泣いたりしながら
いつか私だけの特別な色合いになっていくのだろうか。

若き日の恋の甘さとつらさを忘れずに、少しずつ年を重ねていく思いを歌う 竹内まりや

ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ

という歌詞が入ったアルバム最後の曲「人生の扉」が胸にしみる。