谷根千と東京藝術大学

kohnoken2006-10-21

今朝、散歩をしながらTBSラジオ永六輔の番組を聴いていると、乙女探検隊・関東新地図のコーナーで谷根千が取り上げられた。この地域に住むアナウンサー福留功男さんが谷中銀座を中心に紹介している。昨年http://d.hatena.ne.jp/kohnoken/20051113訪れた惣菜いちふじや夕焼けだんだんなどがレポートされ懐かしく思った。
先日、NHK日曜美術館30年展が東京藝術大学美術館で開かれていたので、根津駅から芸大美術館に向かった。芸大美術館は初めて訪れたが、大きくもなく小さくもなく、コンパクトで、上野の杜の中にひっそりとたたずむ感じで雰囲気が良かった。杉山寧や岡本太郎の絵に圧倒される。
時々、美しい芸術作品に触れるとほっとする。
写真は美術館の螺旋階段だが、螺旋階段は上から見ると同じところをぐるぐる回っているようでいて、実は上に登っている。これは弁証法止揚だともいえる。古さと新しさは行ったり来たりして変化していく。以前から、上野や谷根千は古いように見えて、実は東京の最先端地域だと思っていた。文化・藝術が日本を下支えし、リードをしていく時代が目の前に来ている。
(画像)東京藝術大学美術館の螺旋階段