神宮の江川投手

EGAWA

押入れの奥に眠っていた箱を整理したら、昔の写真やらメモやら、また子供の頃集めていた切手や宝くじやらが出てきた。
昔の写真の中にあった一枚に東京六大学野球で力投する江川卓投手を撮影した写真を見つけた。一塁側内野席から撮影したもの。ん十年前のこの試合今でも目に焼きついている。とにかく球が速かった。球が消えるという表現は陳腐だが、本当に消えて見えた。おそらく大学時代の江川は投手としてピークではなかったのか。試合後半には夕暮れ近くになり神宮球場に照明がともる。カクテル光線で浮かび上がった江川投手は後光がさしていた。
夏の甲子園が始まっている。江川投手も甲子園で活躍した。
一枚の写真は、いろいろなことを思い出させてくれる。