女子サッカー・ワールドカップは宇津木瑠美選手に注目

2011年の女子サッカー・ワールドカップで、なでしこジャパンが優勝したということもあり、女子サッカーの試合はよくテレビ観戦する。
なでしこジャパンの代表選手の中で、とくに注目しているのは川澄奈穂美選手と宇津木瑠美選手の二人。
川澄選手は、ここ数年なでしこジャパンの選手の中で中心的な役割を担っていると同時に、欠かさず毎日更新されるブログでの発言が、多くのファンを魅了している。
http://ameblo.jp/nahomi-kawasumi/
信頼、信用というのは一朝一夕で確立するものではない。人気チームのINAC神戸レオネッサに所属し、ナショナルチームの常連であるアスリートにとって、ブログを毎日欠かさず更新すること自体がたいへんなことだと思いうが、その内容がユーモアあふれものになっているのは驚きだ。
一日一日、ファンとの接点を持つことにより選手や女子サッカーへの信頼と信用が醸成されていく。
もう一人の宇津木瑠美選手。公式ウェブサイトで語られるブログの内容は、川澄選手とは全く異なるサッカー技術論である。
http://rumiutsugi.com/blog

サッカーに限らず多くのスポーツ選手や有名人のブログやフェイスブックが、日常の生活の一端を公開する楽しいものであるのに対して、宇津木選手のそれはコマ送りの写真をもとにサッカーのフィールドでの相手選手との駆け引きが、わかりやすく解説されている。
こうした技術を中心に据えた情報発信は貴重だ。サッカー求道者、純粋にサッカーが好きでたまらないという宇津木選手の思いが伝わってくる。
この3月上旬にポルトガルで開かれたアルガルベカップ。残念ながら、わがなでしこジャパンポルトガルには勝利したものの、デンマークとフランスに敗れ屈辱の9位という結果となった。
その中でも、宇津木選手の活躍は観るものを魅了した。ふだんフランスのチームであるモンペリエに所属しているために、活躍の情報が少ないが、今度のカナダでのワールドカップでは中核を担う選手として活躍してくれるだろう。